家族と共に旅行する

家族旅行は、いろいろなものが得られます。例えば、旅先で素敵な景色を眺めたり、美味しいものを食べたり、地元の人とのふれあいなど、経験できる様々な出来事を通じて子供が成長するきっかけになったり、家族間の絆を深めたり、良いことがたくさんあります

 

また、旅行の行先を決めるのも、調べる事を経験できたり、知るきっかけになったりと得ることがたくさんあります。情報提供している先も、旅行会社の案内の他にも、地域の振興を目的とした行政の案内、その土地・そのスポットの魅力を知ってもらおうと活動している民間団体・NPO法人の案内、一般の方のブログ等、様々です。見れば見るほど行きたいところが増えてワクワクする、それも旅行の楽しみであり、醍醐味だったりします。

 

本サイトでは家族旅行の思い出をまとめております。ご覧いただいた方の何かしらのきっかけ・糧になりましたら幸いです。

 

 

蔵王からみた流れ星

初夏を迎える蔵王へ行こうと父と母が盛り上がり、旅行は決定しました。蔵王といえば冬のスキーと思っていた私は、もう雪が溶ける頃に何をしにいくのかが全くわからず、せめて奇麗なホテルに泊まれることだけを楽しみにしていました。

 

父の目的

父は実は、釜の写真を撮りたいため旅行を企画したようで、朝早く霧のかかる釜をぜひ写真におさめたいと張り切っていました。そしてなぜか車中泊という案が出てきたのです。
唯一の楽しみだったホテルが車中泊ではと猛反対しましたが、結果はなぜか車に泊まって朝陽を待とうではないかという事になりました。

 

憂鬱な気持ちで出かけたので、これといった楽しみもなく半ばふてくさった私を乗せた車は夜蔵王へ到着しました。車で入ることのできるお釜に一番近い場所の駐車場に陣をとり、あたたかいインスタントラーメンを食べました。なんだか、不思議なことに少しだけ普段食べている何でもないものが、美味しく感じました。

 

朝は早いぞと両親は就寝しました。大きな車の中で私はただただ退屈で考え事を繰り返して深夜になりました。ふと、見ると何か動いたような気がしたのです。白い線がすっと目の前を動くような感じです。また、もう一度、恐る恐る車の外へ出ました。確かにそこにはすっと流れる流れ星が見えました。急いで何かお願いごと、と考えました。その間にも何度も何度も流れる星をみました。初めて見る流れ星に圧倒されながら、ふっと上をみると、満点の星空が広がっていました。

 

流れ星

プラネタリウムよりもすごい、教科書で見るよりもすごい、それにもう何度でもお願いできる。と思った私は次から次へととにかく流れている星に願いをこめました。どのくらい時間がたったのか、きっと3時間くらいはそうしていたのでしょう。うっすらと暗闇がうすくなっていくのを眺めていました。夜が明けるのだと、心から何かを祈るような何ともいえない気持ちでいっぱいになり空を見ていました。

 

忘れられない思い出

翌日、夜更かしがたたり、全く遊ぶことすらできずに車内で爆睡した私は、目が覚めたときにはもう東京の高速道路だったという残念な結果でした。それでも、あの空を見ていた時間を忘れることはありません。また蔵王へ行きたいな、何か苦しいことがあったとき、そんな風にあの流れ星を思い出します。

 

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